デジタルテクノロジーの歩み
ここ30年のテクノロジー(技術)の進歩は目覚ましいものがあります。
インターネットの始まりから、簡単に歴史を振り返ってみましょう。
始まったものがある代わりに廃れたもの(ロストテクノロジー)や2025年12月現在も利用されているものがあります。
どんなテクノロジーが失われていったのか、考えてみてくださいね。

デジタルテクノロジー年表 (1995年以降)

1995-1999 / インターネットサービスの始まり
- アナログ回線を利用したインターネット利用の始まり
- Windows95(98) の発売開始
- PlayStation (Sony) の発売開始
- Yahoo Japan! がサービス開始
- iモード(NTTドコモ) の提供開始
文書作成(印刷)に使われていたものは主に「ワープロ」(文書作成と印刷に特化した専用の機械)が使われていました。
パソコン(Windows95、98)の登場で、文書作成はパソコン内の多くのソフトの1つとなりました。
ワープロは日本の各家電メーカーから発売されていましたが、新時代の主役は Microsoft へと切り替わりました。
これはとても大きな変革でした。
この時代のパソコンはよくフリーズすることが多く「Ctrl」+「Alt」+「Del」キーの同時押しで強制終了…なんてことがよくありましたね。
また、これまで主にファミコン(任天堂)を主軸としたゲーム機の主役が PlayStation(ソニー・コンピュータエンタテインメント)に変わった瞬間でした。
また、NTTドコモから iモードの提供が開始され、携帯でもインターネットにつながるようになりました。
このときの主なコミュニケーション手段は、通話とメールでした。

2000-2001 / ブロードバンド世代
- Google、Amazonが日本でのサービスを開始
- ADSL 回線を利用した高速ネットワークの普及
- Adobe Flash を使ったサイト、ブログによる情報発信、写メール(カメラ搭載の携帯)の流行
ADSL 回線の登場により、これまでアナログ回線(32Kbps、64Kbps)だったものが一気に最大 1Mbps(ベストエフォート)になりました。
この時期の動くウェブサイトといえば「Adobe Flash」が流行しており、多くのサイトがこの技術を取り入れていました。
通信速度の向上ともに、ウェブサイトもテキストベースのものから動きのあるものにかわっていきました。
また、携帯にカメラが搭載されたことにより、カメラの主役がフィルムカメラからデジタルカメラにシフトしていった瞬間でした。

2004-2005 / 主役の転換期
- iPod shuffle (Apple)、ニンテンドーDS (任天堂) の発売開始
- Gmail (Google)の提供開始
いまではスマホ、パソコンにおいて人気のある Apple 製品ですが、Windows95 (98) 以降、インターネットを主軸としたパソコンの世界の主役は Microsoft でした。
iPod shuffle などを中心とした音楽プレイヤーを足がかりに、次々と Apple の新製品がヒットするようになります。
いまでは Nintendo Switch が手に入りにくいほど人気の任天堂のゲーム機ですが、ファミコンの以降ヒットに恵まれずシェアも PlayStation が多くを占めていました。
この時期に発売されたのが ニンテンドーDS で、ここからゲーム機の主役が変わっていくことになります。

2007-2009 / 光回線とスマホの普及
- YouTube、Facebook、Twitterが日本でのサービスを開始
- iPhone、Android搭載スマホの発売開始
- 光回線を利用した高速ネットワークの普及
いまではあたりまえのように使われている SNS(Social Networking Service:ソーシャルネットワーキングサービス)の多くが日本でのサービスを開始したのがこの時期でした。
また、いまで言うガラケーだったものがスマホの登場によりシェアの切り替わりが始まった時期でもありました。
また、当時は動画配信サービスなどはなかったため、インターネットを利用するにあたり速度は ADSL 回線で十分でした。
そのため、なかなか普及の進まなかった光回線が大きくシェアを伸ばしたのもこの時期でした。

2011-2014 / デジタル化の夜明け
- LINE、 メルカリ、Instagram が(日本での)サービスを開始
- 小型ドローン(カメラ搭載)、スマートウオッチへの注目の高まり
- ビッグデータへの注目の高まり
- 地上デジタルテレビ放送への移行
- 夏休みの宿題代行サービス、YouTuber の流行
2025年12月現在でも多く使われているサービスが始まったのがこの時期でした。
まだまだ、テレビが茶の間の主役であったので、地上アナログテレビ放送の電波停止に伴う地上デジタルテレビ放送への移行は大きな話題となりました。
ブラウン管のテレビから液晶テレビに切り替わっていったのもこの時期ですね。

2017-2018 / IoTの普及とインスタ映え
- Tiktok がサービスを開始
- QR コード決済への注目の高まり
2017年の流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれた時期でした。
SNS も成熟期に入り、それまで「2ちゃんねる」などの匿名掲示板やブログがインターネットでのコミュニケーションや情報発信の主役だったものからの大きなパラダイムシフトをしました。
デジタル決済の1つとして「QR コード決済」が始まったのもこの時期でした。

2020-2021 / 新型コロナとZ世代
- 新型コロナウイルスの影響とオンライン化の加速
- GIGAスクール構想の始動
- メタバース(VR 仮想空間)への注目の高まり
- SDGs(エス ディー ジーズ / 持続可能な開発目標)の推進
新型コロナウイルスの影響はすさまじく、一気にオンライン化が進んだのがこの時期でした。
また、メタバース(VR 仮想空間)が新時代の技術として注目されました。
この時期に Facebook が Meta へ社名変更したことからも注目度の高さが伺えますね。

2024-2025 / 人工知能の発達
- 生成AI への注目の高まり
直近の数年は「生成AI」一色となりました。「ゼロクリック検索」が注目されるなど、さまざまな企業、サービスが生成AI時代の主役となるべく開発競争が加熱しています。
ただ、生成AI の発展には大量の学習データが必要です。
2026年にはその学習に必要な高品質のデータが枯渇するとも言われています。(2026年問題)

2026- / ???
- (この先の未来は…?)

まとめに変えて
例えば、現在の生成AIのように最先端技術を知る(いまを知る)ことはとても大切です。
ただし「歴史は繰り返す」ため、テクノロジーは日々、発展と衰退を繰り返していきます。
すべてを知らなきゃ、とかすべてを拒否する必要はなく
そのときどきで、自分に必要なものを取り込みながら上手く付き合っていけると素敵だなと思います。
変わらないことは「個人情報の扱い」と「セキュリティリスク」の内在です。


